今、さまざまな分野で「
ポジティブアプローチ」が導入されつつあります。
ポジティブアプローチとは
ポジティブアプローチとは、強みに着目し、可能性を開発してゆくアプローチのこと。で、強みを活かしながら、あるべく姿をイメージじて、成長させてゆくプロセスのこと。
それに対して従来の問題解決のアプローチは
ギャップアプローチで行う傾向が多く見受けられます。
ギャップアプローチとは
ギャップアプローチとは、問題点に注目し、目標を設定して改善してゆくアプローチのこと。あるべき姿(目標)と現状の差に注目して、改善してゆく考え方のこと。
従来の「キャリア開発」でも
ギャップアプローチが主流だったと思います。
しかし組織開発などの分野では主流が
ポジティブアプローチに変化してきています。
具体的には「
AI Appreciative Inquiry (
AI) 」や「
ワールドカフェ」などがあります。
個人や組織のポテンシャルに注目する「
ポジティブアプローチ」のひとつの手法として、また今後複雑系社会で注目される創発を引き起こすために必要な共創では
ポジティブアプローチと使った「ホールシステムアプローチ」が不可欠です。
またモチベーションの観点から観ると
ポジティブアプローチは「内発的動機づけ」に繋がりやすいのではないかと思います。
そのようなアプローチを今後キャリアデザインで使う必要が出てくるのではないのでしょうか?
ポジティブアプローチがキャリア開発に応用されると
「オンリーワン」が増え、個人の幸福度が高まり、社会全体も言葉にできない幸福感が漂う気がします。
ブログ「
マネジメント・キャリア・人事 ~ブログJ-center~」では以下のような記事が投稿されています。
「ギャップ・アプローチ」が問題点を解決して常に平衡を保とうという作用をしがちなのに対して、「ポジティブ・アプローチ」は拡張的意識を持った考え方だともいえます。できない点、駄目な点に着目して改善するのではなく、「何が大切なのか」「何が可能なのか」を考えていきます。いきおい、他責的な発言は陰を潜め、自責的・自律的なトーンが強まります。こんなアプローチで頑張っている学生をふるい落とすような採用活動はやりたくありませんね。
この記事に同感します。
なぜ、現在新卒採用している企業に人間性を重視した「
ポジティブアプローチ」が通用しないケースがおおいのでしょうか?
私見ですが、まだ
城繁幸氏の言うところの「昭和の価値観」が残っているからではないかと思います。
昭和の価値観とは工業化社会で追及するものは「画一的や効率」です。
現代では「人間は生きるシステム」ということが常識になっていると思うのです。
また
ギャップアプローチは明確な解決策が特定できる時には有効なのですが、現代の社会では複雑に絡み合っているので難しいと考えます。
まだ画一的な人材を求める企業では難しいと思いますが、我が国で画一的(標準偏差の山のところ)な人材を求めるのであれば将来性があまりない企業にも思えます。
ポジティブアプローチを個人に当てはめた場合は
コーチングになり、特にキャリアを焦点に充てるのであれば、キャリア
コーチングになると思います。
先日の当ブログでも書きましたが、「長いものに巻かれるか」、それとも「自己の主張を貫くか」という考え方ひとつでどのようなアプローチが有効かどうか決まってきます。
今はそれを含め今後のキャリアデザインでのアプローチ方法の分岐点に差し掛かっていると思います。

